3泊したマドリッドを離れ、トレドへ。
トレドは旧市街が世界遺産に登録されている、かつての西ゴート王国の首都。
「一日しかスペインにいられないなら、迷わずトレドへ行け」という言葉があるくらい美しい街です。
イスラム教、ユダヤ教、キリスト教が交錯した街、
また、エル・グレコが活躍した街としても有名です。
まずはエルグレコの最高傑作ともいわれる「オルガス伯の埋葬」があるサントトメ教会へ。
開館時間前に着いてしまったのでしばし待ちます。
お土産やさんもまだ開いてない。
そして時間になり、一番乗りで入った私たち(撮影禁止なので写真はありません)。
衝撃でしばし動けませんでした。
「オルガス伯の埋葬」は想像以上に美しく、深く、天上界と現世、光と影、
その対比も、色も、すべてが私が知りうる限りのエルグレコ作品のなかでもっとも素晴らしかったです。
エルグレコはエルちゃんとグレちゃんの名づけのきっかけになった芸術家だけど
実は私個人はあまり好みではありませんでした。
でも、この作品を観て、好きな画家トップ3に入るほど大好きになりました。
この作品は門外不出なので、ここに来ないと観れません。
またいつか、この目で必ず観たいです。
お次はカテドラル(サンタマリア・デ・トレド大聖堂)へ。
ここはスペインカトリックの総本山。
ちょうど聖体祭の時期だったので、街には天蓋のような布が張られています。
この下を山車にのせた聖体顕示台が練り歩くそうです。
聖遺物や宝物は絢爛豪華。
そして教会内部もすごすぎます。
今にも天使が降りてきそう・・・
笑顔のマリア様も。珍しい表情。
そして最後はトレドの街全体を見渡せる丘へ。
本当に美しく素敵な街でした。
スペインへ一日しかいられないなら、ぜひ迷わずトレドヘ!